Nikon D70用ケーブルレリーズブラケット作成記 (1/4) (By キンタロウ)


D70はシャッター釦にケーブルレリーズを取り付けられません。リモートコントローラは販売されていますが、カメラ前面から操作しなければならないことなどイマイチ使い勝手が良くありません。

そこで、取り外し可能なケーブルレリーズブラケットを製作してみました。

構造的にはシャッター釦後部とボディ底面の間を金具で挟み込み、その上部にケーブルレリーズを取り付けます。構想10日、材料購入1日、加工/調整3日、接着/塗装1日の計6日で何とか形になりました。 (+最初の試作品は寸法ミスで失敗数日もありましたが。。)

尚、材料費(工具除く)は、取付け金具(大・小)500円、ケーブルレリーズ760円、ゴムロール480円、塗装用スプレー400円の計2,200円位です。

製作に当たっては以下の点に留意しています。

 (1) 取り付け、取り外しが簡単にできること
 (2) サブコマンドダイヤルが回せること
 (3) 測光モードボタン/露出補正ボタンが押せること(ちょっと狭いが)
 (4) 電源スイッチを操作できる(ちょっと狭いが)

今回の製作ではブラケットとケーブルレリーズを固定(接着)していますが、次のバージョンではケーブルレリーズを交換出来る(取り外せる)ような物を考えています。が、しかし、いつになることやら。。。。

更新履歴:

 (1) 2004/08/22 初公開
 (2) 2004/08/23 一部画像サイズ修正、ブラケット完成画像(3)UP
 (3) 2005/12/01 一部修正



1.完成画像(正面)

    レリーズブラケットを取り付けて正面から撮影した画像です。
    グリップ側(画像向かって左)からブラケットを差し込む形になります。


2.完成画像(側面)

    レリーズブラケットを取り付けて側面から撮影した画像です。
    垂直にすると取り付けバランスが悪くなるので斜めにしたのがポイントです。



3.完成画像(背面)

    レリーズブラケットを取り付けて背面から撮影した画像です。



4.完成画像(底面)

    レリーズブラケットを取り付けて底面から撮影した画像です。



5.完成画像(シャッター釦周り)

    シャッター釦周りの拡大画像です。(レリーズを押した状態)



6.ブラケット完成画像(1)

    レリーズブラケットの完成画像です。

    以下に制作上の注意点を挙げておきます。

    (1)切断面は角を落とし金属ヤスリと紙ヤスリで滑らかに仕上げる
    (2)万力を使用して曲げる(プライヤでもできるが難しいかも。。)
    (3)曲げ部を90度にするには万力で挟んだ根元を木と金づちで叩く
    (4)接着面が狭いので接着剤は2剤混合の強力タイプを使用する
    (5)接着面は事前に紙ヤスリで磨いておく
    (6)接着後は充分時間を置き乾燥させる
    (7)ゴムを貼る面は事前に紙ヤスリで磨いておき塗装は絶対にしない



7.ブラケット完成画像(2)

    レリーズブラケットの完成画像です。



8.ブラケット完成画像(3)

    レリーズブラケットの完成画像です。